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記事を読んだらどうなるか?
腰痛の原因や緩和させる知識を得る
読むのを推奨する方
なぜ腰痛が発生するのかがわからない
腰のどこを圧すのかわからない

ザッキー先生~。
倉庫作業のやりすぎのせいか、ぎっくり腰とまではいかないが、 なんだがじんじんと腰を反りたくなるような何とも言えない不快感に苛まれているのだ。これは一体何が起きているのだ?
中腰で重いものを持ったり、ずっと動かないでいると筋肉がどんどん硬くなってしまいます。そもそもコリとはなんなのか?で説明した通り、コリの辛さは筋肉の硬さからくるものなので、小まめに動かして固まらせないことが大切です!
では今回は腰についてやっていきましょう!

ざっきー先生
腰の役割とは?

腰にできることとできないことを知ることで、腰痛の予防を普段からやってみましょう。
姿勢に関わる重要な筋肉

腰の筋肉は姿勢を保つのに非常に重要な筋肉です。
立つ、座るなどの基本的な運動だけでなく、体を支えたり捻ったりなどの動きでも必要とします。
しかし凝り固まっている方ほど、身体を動かそうとする時に関節の動きが制限されてしまい、本来動く必要ない箇所も一緒に動き、余計な負担がかかってしまっている状態です。
逆に言えば、どの動きをしても腰の筋肉に頼ってしまい、結果、腰の筋肉が休む時間が無くなり、オーバーワークになってしまっているのです。
ちなみにこちらの動画は、重い物を腰の力を頼りにして持ち上げたり、置いたりしております。
腰痛が発生しやすい方の特徴
普段から座っている時間が長い
例えば、よくあるのがデスクワーカーの方ですね。
大体の方が、骨盤を立てず、後ろに傾いて(後傾)座っている方がほとんどです。
骨盤が後傾しますと、連動するように腰の骨が丸まります。なので、長く座っていると一度立ち上がってから、腰を反りたくなるんですね。
座りすぎて腰が痛いという方は、反れば良いのです。さらに、セラピストによる手技を受ければケアの面では充分です。
腰を支点に身体を起き上げる

屈むのに腰を支点にして曲げる方は、いずれ間違いなく怪我をすることでしょう。
腰に意識が集中しているので、屈んだ身体を起こすのも腰の筋肉が力んでしまうわけです。
肉体労働をしている方は、重い物を持ち上げることもあるかと思います。
何十何百と腰を使って屈む起き上がるを繰り返すと、故障待ったなしとなります。
腰はどんな動きが出来るのか?

骨の動きを知ることで、身体をどのように動かせば良いのかがわかります。
結局これが一番の予防になります。
正常な腰の動く範囲
これは、私の可動域の限界です。
角度の数値は厳密なものではありませんが、一般的な数値です。腰は思ったよりも動かないと認識してください。
正しい動きの大切さ

先に話した通り、正常な可動域を超えた動きをしてしまうと、本来、腰がやらなくても良い動きも腰を使ってやってしまう癖がついてしまっています。
物を持ち上げる際も、前傾45度までが腰のお仕事です。
それ以上先は膝や太ももなどの他の筋肉や関節も一緒に動くはずなのですが、使う癖がついておらず、それすらも腰に一任して強制労働させている様なものなのです。
言ってしまえば腰は重労働、残業も酷い、休日出勤は当たり前の生活を強いられている状態です。
そしてストライキ(腰痛やぎっくり腰)を起こしてしまう訳です。言い方を変えてみると恐ろしいですね~
なので、パートナー同士でもみほぐしたり、ストレッチでしっかり休暇を与えて下さいね。
腰痛の主な症状
ぎっくり腰

正式名「急性腰痛症」と呼ばれます。英語圏では「witch’s shot(魔女の一撃)」なんて表現されたりもします。
中腰や長時間の座り姿勢、そもそも運動不足だったりする程、どんどん筋肉が硬くなり柔軟性を失います。
以前にも輪ゴムの例を出しましたが、輪ゴムは使わないほど硬くなり、使っているほど柔らかいままですよね。
硬い輪ゴムはすぐにちぎれてしまいます。人の筋肉の繊維も一緒で、使わないままだと硬くなり、硬い筋肉を急に使うと繊維がちぎれて酷い炎症を起こしてしまいます。
これが腰の筋肉で起きるのが、ぎっくり腰と呼ばれる正体です!
椎間板ヘルニア

椎間板ヘルニアとは、背骨の連なってる骨と骨の間にある軟骨組織(椎間板)が、歪みや負担によって骨同士に圧迫されて、圧しはみ出た椎間板で神経を圧迫している症状です。
症状としては、鋭い痛みや両手もしくは両足の痺れを発症させます。
椎間板ヘルニアになってしまうと、筋肉の問題だけではなくなり、骨や神経の問題に発展してしまい、最悪の場合は、手術や症状とうまく付き合っていく対応が必要となってしまいます。
また、もし手足で両側にしびれがある場合は、悪化する場合があるので絶対に施術を受けてはいけません!
必ず整形外科に打診してから、判断を仰いでください。
腰痛の主な原因

腰痛と言っても、筋肉が炎症するだけの軽症のものから、筋肉が断裂してしまうような重症のものまで、幅広く存在する。代表的なものをいくつか紹介する
猫背である

猫背は、背中が丸まっている状態を指しますが、背中を丸めることにより、腰も丸まる、背中から腰まで弧を描くような体勢になります。さらに猫背の方は、それがその人にとっては、通常の姿勢でありますから、24時間猫背であることもかなり深刻な問題です。
時間と共に、骨の構造が変わってしまう脅威に晒されます。つまり、腰の反りが段々となくなってしまい、最悪、腰の骨が真っすぐになってしまいます。
こうなってしまうと、腰椎ヘルニアへと発展しても不思議ではありません。
反り腰が強い

猫背やストレートネックなどで重心が前側に集中している方は、骨盤が後傾して腰を反らせてバランスを取ってしまいます。
これは体が無意識にやってしまう動きなので、意識的に改善することが難しいです。
また、腰を反らせている時は重心が中央に無く、背骨で支える事が出来ない位置に重心が偏るため、骨ではなく筋肉で支え始めてしまいます。そのせいで背筋の筋肉に力が入り、縮こまったままの状態をキープしてコリ固まってしまいます。固まったままだと立っていても横になっても力が抜けません。
壁や仰向けに寝て、浮いてる腰に握りこぶしが入ってしまう方は反り腰が強い状態です。
まとめ

なるほど~。仕事中に腰がたまに軋むのは、可動域を超えた上で力んでしまっているからなんだな。確かに決まって物を持ち上げるときに痛みが走っていたな。
では、腰を使わないとすれば、どこを使うのか?もちろん、知っているんだろ?
そう、大切なのは足や膝をしっかり使って、腰だけに頼らず体全体を使うことが重要になります!あとは酷使した後のセルフケアやストレッチでしっかり伸ばすことも大切です。魔女の一撃を食らわないよう、しっかり意識していきましょう!

ざっきー先生











