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記事を読んだらどうなるか?
コリがなぜ発生するのか、圧し方がわかる
読むのを推奨する方
なぜコリが発生するのかがわからない
コリの圧し方がわからない

あ~毎日の倉庫作業で身体がくったくただ。
持前の肩こりもここぞとばかりに火を噴いてやがるぜ。
毎日の作業、お疲れ様です。コリに悩んでおられるようですね。
では、Ryuさん。今回は、そもそもコリとはなんなのか?について、解説を進めていきたいと思います。

ざっきー先生

あ~なるほど。確かにそれを知っていれば、ほぐす際にも役に立ちそうだ。
よろしく頼む。
そもそもコリとはなんなのか?
そもそもコリとはずばり!筋肉の繊維が縮こまって動かなくなってしまった硬い筋肉の箇所のことを指します。
筋肉の繊維を輪ゴムに例えてみましょう。
輪ゴムは日々使っていれば柔らかいですが、使わずに何日も放置していると硬くなり、いざ使うとすぐに切れてしまいますよね?筋肉も同じで、動かすほど柔らかく、動かさないほど硬くなってしまうのです。
姿勢や仕事の内容によって動かす筋肉、動かさない筋肉が大体決まってしまいます。
つまり意識しないと動かさない筋肉はとことん動かさないのです。
動かさない→筋肉が硬くなる→コリになる訳ですね。
例えばこの状態で重いもの持ち上げて硬い腰の筋肉に急激に負荷をかけるとグキッ!っとやっちゃう訳です。
使わないと硬いままな為、寝てもなかなか回復しないのも、コリの厄介なポイントなんです。
コリの発生、メカニズム

筋肉に力が入って緊張する時は筋繊維が縮こまって膨れ上がります。二の腕の力こぶが分かりやすいですね。筋繊維がふくらむと中に通っている血管が圧迫されてしまい、血液の通り道が細く絞られてしまいます。そうすると疲労回復に必要な酸素や栄養素が流れる量が少なくなってしまい、疲れが回復しにくくなってしまいます。
また、その影響で疲労物質などが流れずに滞って溜まってしまうため、固まった患部に痛みや不快感を生じてしまいます。ストローを圧し潰して飲もうとしてもたくさん飲めないのと一緒です。
筋肉の伸び縮みは血液を送るポンプの役割もあるため、動かさないと送れないどころか血流を塞き止めてしまう訳です。
ほぐしはそんな硬いコリを柔らかくして血管を広げ、血流を良くさせることができるため、非常に効果的になります。
コリの圧し方
筋肉に対して垂直に圧す
人の身体は曲面が多く、丸みに対して垂直に圧迫しないと体重がしっかり乗らず、物足りない強さになり中途半端な施術になってしまいます。
自分の立ち位置を調節したり、コリの位置に対して親指、肘、自分の肩が一直線になるように意識して圧迫しましょう。
これは体重圧と同じで基本かつ超重要な要点なので、圧す角度はしっかり確認、練習していきましょう。
強く圧せば良いということではない
こんな経験はありませんか?
そこじゃないんだよなぁ。あと少し右をおしてほしかったなぁ。など、ツボに入らずに終わってしまった。なんてお声を耳にします。
姿勢の悪さや癖によって表面からガチガチに固まっていると、深いところのコリはなかなか圧が届きにくかったりします。しかしだからと言って強く圧せば良いということではありません。大事なのはちゃんとコリを捉えて真っすぐ圧せているか、ということです。
写真のようにコリに対してズレた方向にいくら強く圧しても、相手はもどかしく感じるでしょう。
強さよりもコリを捉えることが一番大切になります。
これも相手に確認しながら施術していくと良いでしょう。
動かさなくても圧し続けるだけでコリはほぐれる

ここで関係してくるのは、少し専門的な部分になってしまうのですが神経の話になります。
みなさん、交感神経と副交感神経という言葉を聞いたことがありますでしょうか?この二つの神経を総じて『自律神経系』と呼ばれるものです。
息を吸っている時は力の入る交感神経が優位に、息を吐いてる時は力の抜ける副交感神経が優位に働いています。
ほぐす時は副交感神経が優位の時に圧迫するのが一番コリがほぐれやすいです。ストレッチやヨガの時に、息を吐きながら伸ばしましょうと言われるのはこの為なのです。
この働きを利用すれば、コリを捉えて相手の呼吸に合わせて深く圧迫するだけで筋肉はほぐれていきます。
相手が息を吐いてるときに圧迫、吸っている時は圧している深さで押し戻されないように停止し、また吐き始めたらさらに圧迫といった順序でほぐしていくと効果的です。
コリに届いたら少しキープしてあげると満足度が高いです。
まとめ

あ~確かにコリをしばらく圧迫した後にさーっと血が流れるような感覚になる時がある。あれは気のせいではなかったのだな。あの現象の後、肩が楽になっているもんな。なんだか俺も肩コリをほぐせるような気がしてきたぜ。
凝っていると血が巡ってない感じがするって感覚は合っているということですね。
ほぐしは難しくなく、コリに対して体重を掛ける=コリに寄り掛かっているだけで勝手にほぐれていく訳なので、誰でも出来るのです!

ざっきー先生











