手根圧を学ぶ

そうかそうか、確かに体重圧を習ったはいいが、手の形はどうするのか?ってのは、盲点だったな。もみほぐしと言えば親指で押しているイメージがあるが、それだけではないということだな?

言ってしまえば気持ち良ければどんな圧し方でも良いんです。
しかし、始めたばかりの方は困惑しますよね。なので今回は沢山のお客様を満足させてきた実績のある圧し方を紹介します。

ざっきー先生

レッスンの該当者

レッスンの評価

難易度
3
重要度
8

どこを押すにしてもまずは、手根で入っても良いと言っていいぐらいこの手技は重要です。これにより、強さ加減のベースを知ったり、受け手側の安心感を得たりと、質の高い施術を提供するには、欠かせない要素を複数手に入れることができます。よって重要度は8です。
返ってくる嬉しい言葉は数あれど、習得までに費やす時間は少なくて済むコスパ最強の手技となります。

手根とは?特徴3選

手根はどの部位にも使える万能な手技となります。
これだけでも立派な施術をすることが可能です。
詳しく見てみましょう。

広い面で筋肉を捉えることができる

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親指で圧された際に、鋭く入りすぎて痛いと感じたことはありますか?
コリの強い部分はしっかり押されたいけど、ここは優しめに押してほしいと思う部分もあると思います。実際私がお客様からよく聞くのが臀部(お尻)とふくらはぎです。
そういった鋭い圧が苦手な部分は拇指だと怖さや不安で緊張して力が抜けなかったりしますが、手根の広い面で押した方が安心感があってリラックスできます。
なのでそういった箇所をほぐすときは手根圧がおススメです。

表層の広いコリやハリをほぐしたい時におススメ。

広い面をすべて拇指でほぐすには、沢山の箇所を一つ一つやっていかなければなりません。コースによってお客様から頂ける時間は限られています。全身しっかりほぐすにはどうしても時間が足りなくなってしまいます。
なので、拇指より広くほぐせる手根圧を最初に行い、手根では届かなかった深層のコリを拇指でほぐす。といった使い分けが重要です。

自分が無理なく楽にほぐせる

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最初の頃は拇指を使っていると割とすぐ痛くなってきてしまうかもしれません。拇指の体重圧とは言い換えると指立て伏せのようなもの。親指を壊すわけにはいきません。なので手根圧をしっかり覚えることで、親指を休めることができます。
なにより最初のうちは拇指より手根のが自分が安心して体重を掛けられると思うので、拇指より先に手根圧を覚えることをおススメします。

ザッキー先生は手根をこう使う

手根といっても、手の平のどこが身体に接しているのか?というような疑問にお答えします。
ご参考までに、私がよく施術でやっている手根の使い方をご紹介します。

身体に接している部分

色の濃さと圧力の強さを結び付けて写真をご覧ください。
これは、飽くまでも一例であり、実際はどこが接していても良いしどこに圧力が掛かっていても良いのです。
圧す部位によっても変化していくことだと思います。

しかし、こちらの写真の一番色の濃い部分が一番体重が乗りやすく、筋肉の深部にまで広く丸い圧力をかけることができます。

手根の使いどころ

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拇指のような鋭い圧が苦手な方だったり、押されるとくすぐったいと感じてしまう敏感な箇所などは、広い面で押すことで鋭さが緩和したり強張らずに力が抜けたままほぐせることが期待できます。触れている面積が広くなる程、優しい施術になるということを覚えておくとわかりやすいですね。

手根を使って施術をしてみる

では特徴がわかったところで、実際に手根を使った施術をお見せいたします。
今回は、龍さん(パートナーの方)にうつ伏せに寝ていただき、首から下を全て圧していきます。

背中から腰まで

ポイント

  • 骨に乗らないように気を付ける
  • 背筋の湾曲に対して垂直に体重を掛けられているか角度に注目

臀部からふくらはぎまで

ポイント

  • パートナー(Ryu)の筋肉の反応に注目
  • 臀部は手根全体でしっかり体重を掛けている
  • ふくらはぎは特に相手に加減を確認する

まとめ

いや~満足満足(*‘∀‘)今日も身体がほぐれて大満足だ。
しかし、驚いたのは、このクオリティーが本当に手根だけで実現していることだな。
施術後のリラクゼーション効果がいつもより高い気がするな。

拇指圧よりも手根圧のが自分も負担なく施術することができるので、より長く押すことができます。手根圧をベースに施術をして、拇指圧は少しずつ慣らしていく方がいいと思います。
指はセラピストの商売道具です!まずは手根圧をしっかり練習していきましょう!

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