体重圧を実践する

レッスンの該当者

レッスンの評価

難易度
3
重要度
10

身体の押す箇所を学ぶ前にどのように押すのかを学んでいきます。
押す箇所は変われど、押し方は全て共通となりますので、重要度はMAXの10です。
難易度は、突き詰めると奥が深い技術なのですが、「人に寄りかかる」ことができれば、それで良しとなります。

まずは、壁や床を押してみる

壁に向かって立つ

壁に手を伸ばせば届く距離で、壁の前に立ってみましょう。
この時、4ステップ終えるまで脱力をしていることを念頭に置いてください。
リラックスしてにしてください。

腕を伸ばして壁に寄り掛かる

両手を前に出して壁に寄りかかります。(体重圧
※寄り掛かりずらかったら立ち位置を少し壁から離してください。

この時、肘を曲げず真っすぐ伸ばした状態で寄りかかってください。
※肘を曲げてしまうと真っすぐ体重がかからず、ちゃんとした体重圧ができなくなってしまいます。また、肘に負担が掛かり痛める原因になってしまう為、注意してください。

どちらか片方の足を前に置く

②で壁に寄りかかったら、片足を一歩前に出します。
前に出す足は次のステップで体重圧をコントロールするために使いますので、自分の体重を支えやすい方の足を前に出すと良いです。

前側の足で圧力をコントロールする
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壁にかけている体重を前に出した足にゆっくりと移動させて、腕を伸ばしたまま壁から離れます。
壁を押した反発で戻るのではなく、前に出した足を使って離れることを意識して下さい。
足は元に戻さず、そのまま壁に寄り掛かる・離れるを繰り返し練習しましょう。

体重圧の感覚を養う

床にうつ伏せになる

脱力し、何も考えずうつ伏せになりましょう。
この先、力まないことを念頭に置き、2、3と進めていってください。

両腕で上半身を起こす

脱力と言いましたが、上半身を起こすぐらいの必要最低限の力は必要です。

身体が、腰を反るような形になっていればOKです。

肩の力を抜く

上半身を起こしましたら、肩の力を抜きましょう。

肩の力を抜くと、ストンと上半身が落ちるのを確認できるかと思います。

上半身が落ちていれば、体重圧による圧力が床に掛かっている状態となります。

言い換えると、腕を払われたら倒れこんでしまう状態こそ体重圧になっています。

簡単にすぐ実践できたのではないかと思います。

ここで大事なのは、脱力をするということ。

圧力が全く入っていないんじゃないかと感じてしまう人もいるかもしれませんが、上半身がストンと落ちていれば、あなたなりのしっかりとした体重圧ができていますので、そこは心配しなくても大丈夫です。
力が足りているかどうか、受け手の方に聞いてみましょう。

懸念する点は、さらに圧力を上げようとした時に力んでしまい、脱力から徐々に離れていってしまうことです。
もし足りないと言われたら、立ち位置を調整してより体重がかかるようにするか、手根から拇指に変えて面ではなく点で押さえるように工夫してみましょう。


大事なのでもう一度言っておきますね。

上半身をストンと落として寄りかかりきっていれば、体重圧ができています。

身体を押してみる

押しやすい腰でイメージしていきます。

腰に両手を置く

相手の押してほしい箇所(主訴)を聞いて、その位置に手根もしくは拇指を置きます。今回は、腰です。

この時、背骨に手を置いてしまわないよう気を付けてください。

背骨を挟むような形で両手を腰に添えます。

寄りかかるように体重を相手に預けていく

いきなり体重を預け切ってしまうと相手は苦しくなってしまうので、あくまでゆっくりと徐々に預けるように体重を掛けていきます。

呼吸を吐きながら、ゆっくりと沈み込んでいきましょう。大体いち深呼吸で、息を吐き切った時に預け切っている位を目安にしてみましょう。

この相手との微妙な感覚をすり合わせることができるのが、パートナーであることの強味です。

丁度良い施術スピードを見つけてみてください。

力を抜いて寄りかかりきる

②でゆっくり体重を掛けていき、最終的に自分も脱力して体重を預け切ります。
ストンと落とすと表現していますが、いきなり体重をズンと乗せると苦しくなるので、徐々に肩甲骨同士が寄っていくように脱力しましょう。
この時、受け手の方に痛みや違和感がないか強さ加減を確認してください。
もし強すぎてしまった場合は体重圧のコントロールを使って、預ける体重の比率を調整して相手の丁度良い圧加減を見つけていきましょう。

手から足(床の場合は膝)に体重を移動して相手から力を抜いていく

壁を使った説明でもありましたが、相手を押した反発を使って抜いてしまうと、一瞬強く相手を押してしまい非常に雑みが出てしまいます。なので必ず体重移動徐々に力を抜いていくように意識しましょう。
相手を押して戻るのではなく、かけていた体重を「抜くだけ」を意識しましょう。

1~4を繰り返すことによって、立派な施術となります。ポイントとしては、やはり、終始脱力をしているということです。
脱力をすることで、施術が楽になり、相手の丁度良い力加減がわかり、リラクゼーション効果の高い施術を提供できます。

動画をご用意しました

施術をする上でのポイント

  • 腰に手を添える際、背骨に乗らないように気を付ける
  • 息を吐きながら、上半身をゆっくりと落とす
  • 体重圧を使うと、相手にとってちょうど良い圧加減となる
  • 圧を抜く際は、自分の膝に体重を徐々に戻す

要点

背骨に乗らないように、体重をかける、抜くを楽に行えればOK。
圧加減は、パートナーの方とご相談ください。

まとめ

今回は、施術を受けっぱなしだったな~。よくほぐれたわ。
改めて思うけど、丁度良い力加減で、持続的に広い範囲で圧してもらうってのは、気持ちが良いもんだな。


そうなんです。力を使うことなく体重移動だけでも充分ほぐす事が出来るのです。
なにより、ほぐす側が疲れてしまうやり方は、すぐ疲れてしまい、いずれ体を痛めてしまいます。
体重圧は相手の為でもあり自分の為でもあるので、しっかりと練習していきましょう!

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