体重圧を学ぶ

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なるほど。講座の初回は、体重圧か。
ざっきー先生、この意図を聞かせてくれ。

身体のどこを押すにしても、体重で圧すことは共通となります。
体重圧を知らずして良質な施術はできないので、最初にしっかりと学んでいきましょう。

ざっきー先生

学びの該当者

身体を押す認識を改める

お客様に施術をしていると、時々こんな質問をされることがあります。
「セラピストのみなさんは、毎日施術をやっていて疲れないのですか?」と、
その答えは、「全く疲れません」です。

腕力で押すのは、NG

腕の力で一生懸命押していると思われている方は、実はそうではないのです。
リラクゼーション施術では、腕力で押すのはNGとなります。
理由としては、

  • 急激に圧力が加わってしまうため、受け手が驚き、防御反応を示す。
  • 筋肉を傷つけ、揉み返しを起こしてしまう可能性がある。
  • 圧力のコントロールができない。
  • 腕の筋肉を使い続けるため、疲れる。

施術者も、身体1つで癒しを提供し続けなければなりません。そうなりますと、いかに力を抜いて効果的な施術を提供できるかが問われます。そこで、登場するのが、体重圧です。

手押しと体重圧



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スマホの方は写真横スクロールで次の写真→

写真をご覧いただきますと、圧力の大きな違いが出ているのが分かります。
必死に力を込めている方が体重が十分に乗らず、だら~んと脱力している方がしっかりと体重が乗っているということです。

手押しでは、力が続く限り押し続けることができますが、すぐに疲れて限界がきます。徐々にプルプルしてきて力が抜けていき力尽きます。

一方、体重圧では、寄りかかっているだけなので、ずっとしっかりとした圧力を掛け続けることができます。

このように、寄りかかるだけなら意外と難しくないのかな?と思いませんか?

その通り、難しくなのです。

寄り掛かるだけでお友達やパートナーを癒せるのです!
押し方を理解したら、あとは押す箇所を学んでみてください。
今後講座でもやっていきます。

腕力はすぐ疲れるけれど、体重圧なら寄りかかるだけで安定した圧を続けられます。

体重圧とは?

例え、24時間施術を行ったとしても、全く疲れない理由があります。
キーワードは「脱力」です。

日常生活の中で体重圧をしている

2つの例を出します。

立つ&座る

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例えば、写真を見ていただくと、立っているだけで体重計に69kgの圧力を地面に掛けています。力まずにこれだけ大きな力を常に発しているということです。

座っている場合、お尻で体重計に対して約62㎏の圧力を掛けていると捉えることもできます。
リラックスしている=圧力をかけている状態な訳ですね。

座っている状態で足を地面から離すと、体重計に一層圧力をかけていることが確認できます。
足を地面から離しただけで圧力が増した。全体重がお尻に集まり、簡単に圧力が増していることがポイントになります。

壁に寄りかかる

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壁を押してみましょう。
ここから、より一層壁に対して力を加えるにはどうしたらいいでしょうか?

足を徐々に壁から離してみましょう。
離れていけばいくほど壁を強く押している感覚がありませんか?
でも疲れる感覚は無いですよね?
つまり立っているときに足にかかっていた体重が腕に移動して、壁に寄りかかり切っている(体重圧で壁を押している)ということなのです。

しかし、その状態から元に戻る時、壁を押した反動を使う以外に元に戻ることは出来ません。なので、どちらか片方の足を一歩前に出して、少しずつ前に出した足に体重を移動させてみて下さい。
同時に、壁を押してる腕にかかっている圧力が徐々に抜けていったと思います。
あなたは今、体重圧のコントロールに成功しました。
腕に体重を掛ける、腕から足に体重移動して腕の力を抜くを交互にやってみましょう。

どちらの例も、腕の力を全く使っていませんよね。にもかかわらず、強い圧力を生んでいることに注目してください。
一流のセラピストは、強い圧力を生むときこそ、脱力をしている。これが、疲れない理由となります。

持続的に一定の圧力を維持できる

コリの強い部分は、表面ではなく、奥の方をじわじわ~っと押し続けてもらいたいと感じたことはありませんか?

力押しですと、丁度良い加減がまばらで欲しい強さが一時的にしか当たりません。またいきなり深く押されて痛い思いをした方も多いと思います。
体重圧だとじわじわとコリの部分に持続的に圧力を掛け続けることができるので、欲しかった強さずっと押し続けてもらえる気持ち良い時間が長い施術になります。
体重圧でほぐすと、受け手の呼吸に合わせて少しずつ指が沈み込んでいく感覚があり、だんだんとコリが解けていく感覚を体験できます。
同時に受け手の方は、ゆっくりじわじわとコリがほぐれていっている感覚を気持ちよく受けることが出来ます。
コリを見つけた際は、お試しください。

施術者も受け手側もリラックスできる

想像してみてください。
施術者がガチガチに緊張していて、身体を押す度に力んでいたら、あなたはリラックスできますか?

施術者側の緊張感や力みは、受け手側に直接伝わってしまうため、だんだんと不安になり全くリラックスできません。

体重圧をなぜするのか?本質的な答えは、ここにあります。
施術者側が脱力し、リラックスすることによって、受け手側に安心感を与えてリラックスしてもらうことが大切なのです。

身体を押す際に、プルプルと震えていたり、力任せな施術を受けると受け手側は、「ん~大丈夫かな?」と不安を覚えます。

不安を与えてしまうと緊張感が抜けずに力が入ってしまい、それを取り払うのには時間がかかってしまいますので、脱力は日頃から意識して取り組みましょう。

体重圧は腕力を使わず自然に強い圧を生み、呼吸に合わせて深部までほぐせます。施術者が脱力することで受け手も安心しリラックスできます。

動画で確認

施術してみた(施術ベッド無し)

急に押し方を説明されても、困惑しますよね。

ということで、イメージしやすいよう、施術のデモンストレーションをご用意しました。

物事を習得する際のコツは、習得した後の未来を想像すること

習得した後の未来とは、

  • いつでもお相手の疲労を癒すことができる
  • 手に職を持つ状態になる
  • リラックス状態が身体にもたらす効果を知る…etc

押し方と押す箇所を覚えたら、あなたはパートナーにとって最高のセラピストになる。これは難しいことではありません。

一方、他人に質の高い施術を提供する場合は、安心してリラックスして頂くために、信頼関係を構築しなければなりません。

パートナーは、すでに信頼し合った者同士です。

生活にリラクゼーションを取り入れてみませんか?

テニスボールを使った圧し方の例

ではテニスボールをお客様のコリに見立てて、実際に体重圧で押した動画を見てみましょう。
硬式のテニスボールは弾力性が強く、力押しではすぐに跳ね返されてしまいます。
また、押しやすい平面ではなく人間の凝り固まった筋肉と同じで面が曲線の為、中心ど真ん中を垂直に体重を掛けないと転がってしまいます。
よって、正しい姿勢と体重圧がないと、ボールをへこませきる(深く硬いコリにアプローチし続ける)ことができません。

試される場合は、突き指等のお怪我に十分気を付けてください。

体重圧を習得すればパートナーを癒せます。信頼関係が質の高い施術の鍵となります。

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