
この記事に該当する方
大事に思うパートナーがいる方
レッスンの内容

さぁ、物語の始まりだな。
さっそく身体の押し方に挑んでいきたいとこだが、教えて!ざっきー先生!
パートナーにとって最高なセラピストになるための心構えや、今の状況を整理しておきたいのです。今回は、そういう回となります。

ざっきー先生
このレッスンの評価
これから、一体何を学ぼうとしているのか?
心構えと聞いてちょっと難しく感じる方もいるかもしれませんが、パートナーの方に施術をしたいあなたは、もう心構えはできています。
なので、難易度は1となりますが、施術の質に直結する事柄なので、重要度は10となります。
施術の心構え

行うのは、リラクゼーション施術である
これから、手の平で身体を押す方法や親指で押す指圧等、身体をリラックスさせるための基本的なことを学んでいきます。
パートナーの身体を押した際にどのような気持ちになってもらいたいか?当たり前のことですが、改めてここを認識する必要があります。
施術中の受け手側は、様々な気持ちになります。例えば、
- 圧力が強すぎたため、「痛い」
- 逆に弱すぎたため、「物足りない」
- なかなかコリに当たらないため、「じれったい」…etc
施術中には、良くも悪くも色んな思いが錯綜とするでしょう。
しかし、施術者側は、
とにかく相手の気持ち良さを求める
行っているのは、リラクゼーション施術なので、気持ち良さが正義となります。
施術に痛みが加わりますと、無意識に筋肉に力が入り身体は防御反応を示し力が入ります。
これはリラックス状態とは真逆なので、講座中一貫してお勧めは致しません。
むしろ、施術中に寝かすぐらいの気持ちで挑みますとより良い施術に様変わりしていきます。
熱を帯びている箇所は押さない
いわゆる”炎症”や”筋肉痛”の箇所をほぐすと悪化する可能性があります。
例えば、ぎっくり腰直後のパートナーを、もみほぐして良くしてあげようとする行為は、逆効果になります。
この状態は、セラピストの出番ではありません。まずは、整形外科です。
時間が経ち、炎症が引いたころに、改めてもみほぐしましょう。
痛みは大敵と知る
痛気持ち良いを超えると”揉み返し”と呼ばれる筋肉痛の一種になりやすい為です。
癒しを提供しているのに、怪我をさせていては、本末転倒です。
施術の最初や時折、痛いかどうかを確認するのがポイントです。
痛気持ちいいの範疇で力が抜けていたら問題ないですが、押している筋肉に力が入るのであれば、お相手の身体がダメージとして認識して力が入っているので、強さ加減か押し方を調整しましょう。
「痛みは効いている証拠なんだ」という認識は、揉み返しのトリガーとなりますので、しっかり伝えてお好みの強さ加減を相手とすり合わせていきましょう。
気持ち良さを求めてほしい
痛気持ち良い瞬間が一番の”脱力状態”でほぐれやすくなっている為です。
リラクゼーション施術でリラックス効果を高め、不眠症などのあらゆる体の不調の緩和を試みていきます。
リラックス効果を高めるには、身体の気持ち良さは必須となります。
施術者側は、脱力し、相手の感覚を意識することがポイントとなります。
セラピストの出番はこんな時
ケガなのかコリなのかの見極めが重要です。

パートナーがコリや頭痛などに悩んでいる
筋肉は、使いすぎても使わなすぎても疲労がたまって硬くなり、やがてコリとなって症状として現れます。
その不調は、どこからきたものか?
例えば、
「あ~疲れた~」と言ってパートナーが、腰を気にしてたり、眉間をつまんでいたり、肩を回していたり、していた場合は、セラピストの出番です。
こういった疲労からくる不調は、セラピストの施術によって癒すことができます。
セラピストの出番ではない場合
例えば、パートナーが何か作業中にぎっくり腰を発症したとします。
痛めた直後は、セラピストには何もできません。炎症中はとにかく冷やすことが大切です。
また、手や足など両方に痺れ感がある場合も決してほぐしてはいけません。
椎間板ヘルニアや脊髄ヘルニアの可能性があり、悪化させてしまう場合があるからです。
整形外科に行くことを勧めてください。
セラピストにできることは、癒しを提供することであり、治療ではありません。
この他にも、病院が必要になる場合もあるかと思います。
くれぐれもパートナーの症状を見て怪しいなと感じたら、自分で判断はせずに、お近くの病院で医者からの診断を受けてください。
あなたがパートナーにとって最高のセラピストになれる理由

お店とあなたを比べてみる
例えば、あなたがリラクゼーション店や整体院に初めて行ったとします。
担当してくれる施術者に、限られた時間の中で、あなたはどれだけのことを伝えることができるでしょうか?
相手は、お金を払ってサービスを提供してくれるお店のスタッフといえど、初対面です。
あなたのこと、あなたの身体の状態のことをどれだけ理解し、施術に臨んでくれるのでしょうか?
分からないことが次々と発生し、不安と期待が入り混じります。
大事なことを言います。
この状態でリラックスできますか?
一方、パートナーが施術者であることを想像してみてください。
時間は無制限の中、あなたはどれだけのことを伝えることができるでしょうか?
パートナーが施術者である場合、
- 痛みの良し悪しや加減の具合を伝えやすい。
- やってほしいところの細かい位置を指摘できる。
- 信頼関係により、施術自体に安心感がある。
細かい部分まで挙げればキリがありませんが、信頼、信用がリラクゼーション施術にもたらす効果は絶大です。
それくらい信頼、安心感とはリラクゼーションにおいて最も重要な部分であると、私は考えます
覚えた後のメリット

無料で高いリラクゼーション効果を得る
お金を払わなくてもお互いに施術し合えばお互い楽になることが可能です。
例えば、他人に身体を触られるのと、パートナーに触られるのとでは、感覚的にどのような差があるでしょうか?
前者は、初対面なら特に相手のことが何もわからない状態です。
パートナーなら絶対の安心感があり、心の底からリラックスできます。
このように、信頼や信用といったものは、リラクゼーション施術をした場合において、安心感につながります。
安心感は、リラクゼーション効果を高めるのに重要な役目を果たしてくれます。
これを是非体験してみてください。
いつでも施術を受けられる環境を得る
身体に疲労感を感じる場合は、パートナーに頼むことができ、パートナーがお疲れの場合は、あなたが施術をしてあげられるということです。
ストレス社会により、身体に疲労を感じたり、体調を崩してしまうなんてことは、充分にあり得る話ですね。ご経験された事もあるかもしれません。
どうあがいてもストレス社会であるこの世の中を変えることはできません。
しかし、あなたの意識ひとつで、いつでも癒してあげることが可能になるということです。
お互いに身体の変化に気づきやすい
これは、私がまだ整体学校に通っていた頃の話ですが、実技の授業で同じ生徒たちの身体を日を跨いで見続け、施術を行うことを2年間やっておりました。
時間をかけて身体を見続けますと、「全体的に硬いな」とか「あれ?今日はここにコリがあるな」とか変化を感じ取れるようになります。
パートナーであれば、よりその変化や違いに気づきやすいでしょう。
変化に気づけるから、ケアをするための手段を選べるわけです。
少なくとも、60分2980円の実力を得る
正直言うと、一般的なリラクゼーションサロンは業界未経験の人でも基礎的な研修を受けてOKもらえれば即デビューできます。
しかし、私が見た中でそこは教えてくれなかったのかと思うことが沢山ありました。
講座の内容を一通り覚え、実践をした暁には、この仕事のやりがいを理解し手に職を持った状態となっているでしょう。
選択肢が増えるのは、決して悪いことではありません。
どうでしょう?やってみませんか?
全日本セラピスト計画でやりたいこと

ここまで、記事を読んでいただきありがとうございます。
この記事中、「リラックス」という単語を連呼してきました。
では、リラックス状態の必要性を理解し意識すると、身体はどんな反応を示すのか?
身体に良いのか?悪いのか?
そう、良いのです!悪いことは何もありません!
なら、どのように良いのか?
これは、いくらネットで調べても、私がつらつらと書いて示しても、はっきりとしたことは分からないと思います。ネットに書いてあることは、自律神経が整って~とか副交感神経が~とか、単なる理屈です。
知りたいのは、それで身体がどうなるかってことですよね?
しかしそれは、感覚的なことなので、本人が体験してみるまでは絶対に分かることができません。
リラックス状態になる時は人それぞれ。でもリラックスしているときは自然と体の力が抜けて心身ともに楽になってるはずです。リラックス状態とはすなわち、幸福感に満たされた時間です。大袈裟に聞こえるかもしれませんが、少なくとも嫌な気持ちはないですよね。
なぜ、今日までリラクゼーションサロンが健在しているのか?
それは、必要だと求める方がいるからです。必要無いならば、既に廃れております。
これだけでも、人生においてリラックスすることを重視している人たちがいるってことがわかっていただけたかと思います。
身体がリラックスすることを感覚レベルで理解した結果、どんな人生を送ることができるのかを体験していただきたいです。
まとめ

ザッキー先生、あなたのやりたいことをズバリ一言で言ってみよ。
大切な人が辛い時、自分が助けてあげられる存在になれる、でもそれは決して難しいことではないことを知って欲しいのであります。

ざっきー先生