倉庫作業とは、何の専門家なのか?

突然だが、人は誰でも何かしらの専門家だと思わないか?

突然ですね!!
そうですね。私が身体についての専門家であるように、人は何かしらの知識や技術を身に着けていると私も考えます。

ざっきー先生

そうだな。では、倉庫作業員というのは、一体何に秀でた専門家だと思う?
ってことで、解説していこう。

誰に向けた記事なのか?

  • 毎日倉庫で働いている方
  • 運動不足の方
  • 健康志向の方

倉庫作業の実態

何となく想像できるかと思われますが、注目すべきは、1人の人間がどれぐらいの量をこなしているのか?

歩く

下は20代、上は60代まで、全員等しく、とにかくたくさん歩きます。

万歩計を付けて1日計ったことがあったんですが、その日は23000歩、歩いておりました。

男女で平均的な歩幅が異なりますが、23000歩は、一般的に約14km-18.4kmを歩くことになります。

残業や作業濃度で30000歩以上歩く日もありますけど、毎日20000歩を下回る日はありません。

これを毎日行うわけですね。

ピッキング作業

まずピッキング作業とは、倉庫内に保管されている商品から指定されたものを見つけ出し、ピックアップしていく業務

ピックアップしていくと書いてありますが、ピックアップの動作は、屈む、持ち上げる、置くと分解することができますね。

そして、どれぐらいの重さのものを持ち上げているのか?
500mlのペットボトルが24本入った段ボールとなります。
重さは、13.5kg程となります。

この段ボールを、
屈んで、持ち上げて、置く
屈んで、持ち上げて、置く
屈んで、持ち上げて、置く・・・。
この一連の動作を1日800~1000回以上、毎日のように行います。

押す・引く

鉄と4つのタイヤで構成された籠の中に、ピックアップした商品を積み重ねていきます。結果的に13.5kgが籠に山積みになって、500kgを超える塊となるわけですね。

長い距離を500kgの鉄の塊を引き続けながら、押し続けながら、歩き回るわけですね。

大きな力を瞬間的に出すのではなく、継続的に出し続けるってのは、疲労だけではなく、精神的にもくるものがあります。

質問があります!!これを毎日って・・・怪我とかしないんですか?

ざっきー先生

そうだよな。そこに疑問を持ってほしかったのだ。答えは、「しない」だ。

怪我したら終わる世界観

怪我をしても上手く付き合えば、長く働けるはずだと思うかもしれないが、実際はそうでもない。思っていたより多少長く働けたよねって程度だ。

それはそうだ。自分のコンディションとは関係なく、作業は増えはするが、減りはしないのだから。「ちょっと待って」を唱えようもんなら、他の健常者が代わりますよと。現場は、あなた中心で回っているのではない。よって、

怪我をしたら終わるのだ

ベテランであるほど、この事実を知っている。だからこそ、これ以上無理をすると「まずい」と思うと、怪我をする前に休むのだ。


怪我したら終わる世界で、どうやったら働き続けることが出来るか?身体の専門家ならわかるだろう?

なるほど、身体の動かし方を研究したんですね?

ざっきー先生

その通りだ。それも自分なりの身体の動かし方をな。


倉庫作業員は、日常動作のプロである

日常動作とは?

歩く、走る、座る、持つ、持ち上げる…etcスポーツ程の激しい動作ではない一般的な動作です。

離職率が高い理由

離職していくのは、入ったばかりの新人さんですね。1週間もあれば、答えが出ます。ほとんどの人が主に怪我が理由で辞めていきます。
座る時間が長い現代人、姿勢が悪い現代人、運動不足が目立つ現代人。
身体の使い方を忘れてしまった人が肉体労働をすると、間違いなく怪我をします。
ここで活きるには、身体の使い方が必要なのです。

ベテランは、身体の使い方を考える

スポーツ程の激しい動作ではないのですが、8時間ぶっ続けで身体を動かすとなると、それでも身体は辛いわけで。

では、どうするかを考え、実行し、失敗を積み重ねながら、どんだけ動いても怪我をしない身体の動かし方を完成させる。

好きでこんなことをしてきたわけではありません。
必要だったのです。ここまでしないと、生きていけなかったのです。

実際、ベテランの方々はこれを乗り越え、たまには談笑しながら、スピード感をもって余裕でこなしているわけであります。

倉庫作業員が教える身体の使い方

身体の使い方といっても、日常動作で怪我をしないことを目的としてますから、そんな大層なものではありません。
まずは、姿勢を正すことから始まります。ここを常に意識していただければ、あとは身体が動きたいように動かすといったニュアンスです。日々、身体が痛くて悩んでいる方は、是非ともご参考にしてみてください。

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